ピカソやマチスの作品を生み出してきたプレス機が今なお動く、パリの伝説的印刷工房Idem Parisで、イデーは2014年からオリジナルリトグラフの制作をスタートしました。
熟練の職人が手作業で仕上げた作品は、色の重なり方やテクスチャーなどリトグラフならではの魅力があります。こちらのページではIdem Parisについてご紹介します。
1997年から運営。前身は100年以上の歴史があるパリの伝説的リトグラフ工房で、壁には名作の数々が無造作に貼られ、当時から動いている鋳鉄の印刷機も趣があり歴史を感じさせます。ピカソ、マティス、シャガール、ブラック、ミロなどの巨匠から現代の作家まで、一世紀に渡ってパリの伝統が引き継がれている、美しいアトリエです。すべての面に於いてまるで夢のような環境から、これらのリトグラフは生み出されています。
工房の入り口には、時代問わずこの工房で制作されたポスターが壁一面に。
ピカソ、シャガールといった巨匠や、気鋭のフランス人アーティスト、ジャン=ミッシェル・アルベロラ、映画監督フランシス・フォード・コッポラのワイナリーのオープン記念ポスターまで並びます。
工房の脇には気持ちのよい中庭が広がります。
過去に訪れて創作したであろう名だたるアーティストたちも、この空間で寛いだかもしれません。
ピカソやマティスらの作品を生み出してきた印刷機そのものも、まるでアートピースのようです。
世界でも数少ない、大小さまざまな石版が揃う工房です。
職人にイメージを伝えて、色を調合してもらいます。
微妙なニュアンスまで職人と話し合いながら、独自の色をつくりあげます。
年季の入った印刷機が並んだ工房には、ガシャンガシャンと心地よい機械音が響き渡ります。
マニュアルのない、職人の勘に頼ったものづくり。
紙を送る装置のスパナの締め具合、インクののせ具合、すべてがこの工房でしか生み出せない味わいとなります。