戦前戦後を通じて、世界平和記念聖堂、旧千代田生命本社ビル(現目黒区役所)など数々の名作を残した建築家、村野藤吾。
ディテールにこだわり仕上がりに高い技術を求めた各作品には「人間の手でものを作り上げる」という彼のヒューマニズムの精神がちりばめられています。
常に空間の隅々まで気をめぐらせた村野は、家具や照明のデザインも多く手がけました。日本のモダンデザインを再評価するプロジェクト「JAPANESE MODERN MASTER」において、イデーは村野藤吾の家具の魅力に注目し、数々の作品を復刻するに至りました。
村野藤吾が箱根プリンスホテル(現 ザ・プリンス箱根)のロビーラウンジのためにデザインしたチェア。独創性と愛嬌に溢れたスワンチェアは、30年以上にわたって多くの宿泊客をあたたかく迎え、魅了し続けてきました。独特の低い座面は足を伸ばして掛けても快適で、ソファのようにゆったりとした絶妙な座り心地です。張り地により表情が豊かに変化します。
SWAN CHAIR
商品詳細・購入へ村野藤吾氏が、1966年に千代田生命本社ビル(現目黒区役所)の役員室のためにデザインしたソファを、2007年に復刻しました。
アームや背の内部の木枠に施された繊細なカーブや、美しい脚先のステンレス使いといったディテールは、卓越した職人の技術があってこそ可能になるものです。
「人間の手でものを作り上げる」という彼のヒューマニズム精神が伝わってきます。
村野藤吾の美意識とものづくりの粋を、贅沢な座り心地とともにご堪能ください。
1960年に都ホテル(現ウェスティン都ホテル京都)のために制作されたラウンジチェアとローテーブル。
村野藤吾氏の家具は、建築の計画に合わせて特定の空間のためにデザインをされたものですが、不思議と普遍的な魅力を携えています。ディテールの隅々にまで込めれられた高い技術と繊細なバランス、エレガントな姿には目を見張るものがあります。
ソファのふっくらとしたアームや背の複雑で繊細なカーブや、脚先の形状などの巧みなディテールからは、ものづくりへの豊かな愛情とクラフトマンシップが感じられます。
1891-1984。戦前戦後を通じて数々の名作を残してきた、日本を代表する建築家。
ディテールにこだわり、仕上がりに高い技術を求めた作品には、「人間の手でものを作り上げる」という彼のヒューマニズム精神がちりばめられている。主な作品は世界平和記念聖堂、旧千代田生命本社ビル(現目黒区役所)など。常に空間の隅々まで気をめぐらせ、家具や照明のデザインも多数。
イデーは生活に対する深い興味と探究心を持って、さまざまなデザイナーと共に多くの家具をつくっています。 そんな中で、ものづくりの原点と理想を日本のモダンデザイン(1950年代〜1980年代)にも見出すことができると考え、2007年秋より「JAPANESE MODERN MASTER(JMM ジャパニーズ・モダン・マスター)」プロジェクトをスタートしました。日本のモダンデザインを代表する建築家やデザイナーによる作品の再評価と復刻を行うことで、現代に新しい価値を創出する試みです。この活動を通して、真のスタンダードを世に送り出していきたいと考えています。
さまざまなゲストが名作の生まれた背景や魅力に迫る、JMMスペシャルサイトはこちら