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Frank Stella (フランク・ステラ) / 1936-
マサチューセッツ州、ボストン郊外のモールデン生まれ。戦後アメリカの抽象絵画を代表する作家の1人です。プリンストン大学で美術を学び、ミニマル・アートの作家として出発します。その代表作が、黒のエナメル塗料でただストライプを描くだけの「ブラック・シリーズ」。「人は画面に見えるものしか見ないはずだ」と、絵画を最低限の要素に切りつめます。さらにステラは、矩形のカンヴァスという絵画の定式すら捨ててしまいます。シェイプト・カンヴァスと呼ばれ、余白部分を切り取り、図の形と同じ形をしたカンヴァスの作品に仕上げます。また、1971年からは平面的様相を離れ、段ボールやフェルト、アルミニウム板などを素材に取り入れ、流動的立体的な形態の作品へと移行します。
日本では川村記念美術館が、ステラ作品の世界的なコレクションで知られています。

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