戦後の日本においてその強力な個性と行動力で圧倒的な存在感を残した芸術家岡本太郎さんは、絵画や彫刻のみならず家具や照明、食器や電化製品にいたるまで、暮らしの中に登場するさまざまなプロダクトのデザインを手がけています。太郎さんにとっては芸術もデザインも同じ地平にあり、その創作に隔てなく情熱を注いだといいます。
かつて南青山にあったイデーショップの隣には岡本邸、現在の岡本太郎記念館がありました。養女であった岡本敏子さんとの親交の中で、1998年「岡本太郎の家具展」をイデーで開催。それをきっかけに岡本太郎の幻の家具を復刻するにいたりました。
こちらに紹介するどの家具も見れば見るほど岡本太郎そのものであり、挑戦的でありながら愛に満ちた不思議な佇まいで私たちに迫ってきます。
東京生まれ。東京美術学校に入学、父母の渡欧に同行し1930年からパリに住む。数々の芸術運動に参加しつつ、パリ大で哲学・社会学・民族学を専攻、バタイユらと親交を深める。帰国し兵役・復員後、創作活動を再開、現代芸術の旗手として次々と話題作を発表した。1970年大阪万博でテーマ館をプロデュース。旺盛な文筆活動も行った。
HIKARU CHOUKOKU 1968
周囲を突き放すように、また抱き寄せるように伸びる手が光とともに空間を侵食していくような、岡本太郎らしい強烈なインパクトのある照明です。
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内にエネルギーを秘めて生まれた、きのこのような有機的なフォルムのスツールです。もともと名前がなかったのですが、復刻の際に養女の敏子さんが名付けました。
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