
愛着を持って使うことでエイジングを愉しめる革製品。
天然の革には一点ものとも言える豊かな個性があります。
血管の痕・しわ・傷痕など、本革ならではの動物が生きた証。
ナチュラルマークと呼ばれるこれらの個性を生かしながら
デザインや耐久性を向上すべくさまざまな加工が施され
皮は革製品へと生まれ変わります。
革の個性に触れながら革を育てる愉しみをご体感ください。
革の表面に見られる血管の痕・しわ・傷痕など自然のままの特徴をナチュラルマークと呼びます。
人工皮革にはない、天然皮革であることの証とも言えます。


革が伸び縮みする際にできる筋状の模様。さまざまな表情があります。


ほくろの場合や、タンニンなめしで鉄粉や鉄分が付着して変色したものである場合もあります。


傷やケガが治癒した痕跡です。
虫刺され痕などもあります。



革表面の立体的な模様で、粗いもの・細かいものがあります。部位や繊維の密度、質感の違いによる染色時の色ムラや風合いの差も。

革の表面に浮き出た血管の痕。葉脈やイナズマのように細かく枝分かれした筋状の模様が見られます。
革は用途によってさまざまな仕上げの種類があります。
イデーの家具では主にフルグレインレザーとスムースレザーを使用しています。

キズやシワを残した自然な革そのものの美しさと堅強な強度が魅力の最高品質レザーで、1点1点風合いが異なります。経年変化を愉しむことができます。

革の本来の表面である銀面をなめらかに仕上げたレザーで、本革らしい風合いと艶も愉しめます。天然皮革特有のしなやかさと強度があります。
銀面をサンドペーパーなどで削り、ビロード調に仕上げたもの。
革の表面のつるつるした層を取り除いた繊維層の革。
革をなめした後、加熱高圧プレス機で銀面に模様をプレスした革。
動物から採取した「皮」は硬く、そのままでは製品に使用できません。植物タンニンや薬品を使って耐久性や柔軟性を強化し「革」にするのがなめしの工程です。用途や目指す質感によってなめし方法が変わります。
科学的製法によるなめし製法。ソフトな風合いで、柔軟性・収縮性に富み摩擦に強く、耐久性に優れます。
植物の樹皮などから抽出したタンニンを使った伝統的な製法。自然な色に染まり、使い込むほど柔らかくなります。
クロームなめしとタンニンなめしを併せた製法です。
染色方法には大きく分けて「染料仕上げ」と「顔料仕上げ」の2種類があります。
イデーでは主にフルアニリン仕上げとセミアニリン仕上げを採用しています。
フルアニリン仕上げと呼ばれ、染料だけで着色する染色方法。革がへたりにくくなります。
皮革の味わいを生かした仕上げで、革本来の風合いが愉しめます。
アニリンで染めた後、耐久性を上げるために革の表面に薄い塗膜を吹きつける染色方法。
上品でほどよく透明感のある艶が生まれます。
革の表面に顔料を使って着色する方法。色落ち・色移りしにくく、経年変化がほとんどありません。
革製品は定期的にメンテナンスをすることで寿命が延び、見た目を美しく保つことができます。
Furniture Care & Maintenance特集では、レザーをはじめ素材別に家具のお手入れ方法をご覧いただけます。
また、IDÉE LEATHER SOFA特集ではイデーのレザーソファの魅力やラインナップをご紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。