Life in Art アートのある暮らし

RUG BY GUR

手工芸がとても豊かなポルトガルには、昔からどこの家庭にも手織りのラグがあります。
「そのままでもシンプルで素敵だけど、何か新しくて楽しい表現をしてみたい。」そんな想いを持ったセリア・エステヴェシュ(Célia Esteves)が始めた取り組みが「RUG by GUR」。
縫製工場で発生する残布を使うアップサイクルのアイデアと、ポルトガルの伝統的な織りの技術、世代も国籍も超えたさまざまなクリエイター達による自由な発想が出会って、新しい空気を吹き込まれたポルトガルラグです。アートの要素も兼ね備えたラグは、敷くだけでなくタペストリーのように壁にかけてインテリアのポイントにも。

GUR

GUR

ポルトガルのデザイナー セリア・エステヴェシュが、熟練したラグの織手たちと共に作り上げたラグブランド。幅広いジャンルのクリエイターによる自由なアイデアを、確かな手織りの技術でユニークなラグへと仕上げています。長く大切に愛されてきた伝統的なアイテムに、少しの遊び心と高いデザイン性をプラスしたアクセントラグです。

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INTERVIEW

子供の頃から慣れ親しんできたポルトガルの伝統的なラグを、熟練の職人やさまざまなクリエイターとともに、愉しく新しいものに進化させているGUR。
今回はデザイナーのセリア・エステヴェシュに、ブランドのこと、ラグの製作過程のことなど、幅広くお話を伺いました。

なぜGURという名前に?

RUGのスペルを逆さまにしました。
伝統的なラグを新しく、もっと現代的なものに変えるというブランドのコンセプトにぴったりの名前だと思っています。そしてGURという音の響きも気に入っています。

ロゴを目のイラストにしたのはどうしてですか?

目のロゴにはブランドのビジョン、美意識、ストーリーを伝えることなど、いろいろな意味を込めています。GURを始めるずっと前から、自分のイラストのサインとして目のマークを使っていたし、腕には目のタトゥーを入れています。

素材はどうやって集めているんですか?すべてリサイクル?

素材の綿布はすべてリサイクルです。どうしてもデザインに合う色がないときは染めることもありますが、できるだけ染めずに済むよう、デザインにあった色の生地を探すようにしています。
テキスタイル工場から残布を集めている倉庫があって、そこに材料を仕入れに行きます。ポルトガルは、さまざまな国のたくさんのブランドの生地を大量生産しているので、良質な素材でまだまだ使えるのに、余っている生地がたくさんあるんです。

何人の職人さんが作っているんですか?

3箇所の工房で製作しています。 メインの工房は職人が2人、リネンの工房は1人、もう1箇所も1人です。

製作にかかる時間はどれくらいですか?

デザインによってかなり違いますが、だいたい3〜8時間かそれ以上はかかります。Malarkoは3日がかりです。

工房があるのはどんなところですか?

メインの工房は私の生まれ故郷、Viana do Casteloにあり、ここから全てが始まりました。今はもうそこに住んではいませんが、自分が育った場所、とても幸せな子供時代を過ごした場所なので、ずっと特別な思いがあります。
Vianaは小さな町で、子供たちが道端で遊んでいたり、山や川、海など自然がたくさんあります。手工芸が盛んな町なので、そこで暮らしていたことが私の現在に大きく影響しています。

さまざまなデザイナーとコラボレーションしていますが、特に好きなデザインはありますか?

ひとつ選ぶのはとても難しいですが、Julio Dolbethの作品はお気に入りのひとつです。彼の作品はpuxadinho(※)という古い技法を現代的なデザインにうまく取り入れていて、それが出来たのは彼が最初だと思います。新作のHairylegsというデザインも、とてもファニーで好きです。
ただやはり全部に思い入れがあって、全てのデザイナー、アーティスト、コラボレーションのチャンスを下さった方々とその作品に敬意を表します。彼らの才能とそれぞれに異なるアプローチで、ラグの世界がユニークなものになりました。

次にトライしたいこと、使ってみたい素材や色など、何かプランしていることはありますか?

今年はウールを素材に使って、もっと大きなサイズの作品を作りたいです。コラボレーションするデザイナーも何人か浮かんでいるので、新しい素材でこれまでとは違うスケールの、素敵な作品が出来ることを楽しみにしています。

※puxadinho(プシャリーノ)
織物の技法の一種で、糸を下から少しだけ引いて輪にすることで表面に小さな玉を作ることを言います。puxar(プシャ)とは「(何かを)引く、引っ張る」という意味で、最後に「inho」がつくと、「少し何かを引っ張る」「小さい何かを引く」という意味になります。「小さくてかわいいもの」という意味で使われることもあるそうです。

現在、GURのショートムービーを公開中です。ブランドを立ち上げたデザイナー、セリアの想いや、ラグづくりの様子、作品など、GURについてのさまざまなエッセンスの詰まった映像です。ぜひGURの世界をお愉しみください。

LINEUP

展示会は終了しています

GUR Exhibition 2018.3.30 fri - 4.23 mon

イデーショップ 六本木店では、ポルトガルラグ「RUG by GUR」の世界をお届けします。
手工芸が盛んなポルトガルのシンプルで伝統的なラグに「新しくて楽しい表現を」、
そんな思いを持ったセリア・エステヴェシュが始めた取り組み「RUG BY GUR」。
永く大切に愛されてきた伝統技術に遊び心とアート性をプラスした、
アクセントラグの世界をどうぞお愉しみください。

作家在店日

3月30日(金) 11:00〜
ファウンダーのセリア・エステヴェシュとデザイナーのジュリオ・ドルベスが、ポルトガルから来日します。

オープニング・レセプション

3月30日(金) 18:30〜20:30

スペシャルメニュー

イデーカフェ パルクでは、リスボンのワイナリー「AdegaMãe(アデガマイン)」で醸造されたピンタネグロの赤白ワインと、
リスボン種レモンとポルトガルの蜂蜜を使った自家製レモネードをお楽しみいただけます。

イデーショップ 六本木店
〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-4 D-0316 東京ミッドタウンGalleria 3F
TEL:03-5413-3455 Open : 11:00〜21:00

GUR Exhibition