ラリーキルトは、古くなったサリーやデュバタ、腰布、ハギレなどをパッチワークしてランニングステッチ(刺し子)を施したテキスタイル。インド・パキスタン・バングラデシュなどの中央アジアで長い間受け継がれてきた伝統工芸品です。今では貴重なハンドステッチによる不揃いで細やかな針目が、手仕事ならではの美しいリズムを刻みます。
手間と時間を掛けて生み出されたキルトは日常にすっと馴染み、敷く・掛ける・くるむといった現代の暮らしのさまざまなシーンに温かみや彩りを添えます。ソファやベッドに掛けたり敷物にしたり、タペストリーとして壁に飾ったり。季節や気分に合わせて気軽に使い分けられるのも魅力です。布の合わせ方や生地の柄・厚み、ステッチの一針一針にいたるまで同じものはひとつもありません。味わいある一点物との出会いをお愉しみください。
ラリーキルト商品一覧を見るパキスタン国境からインド西部に暮らす女性たちは、古いサリーなどを小さな布に切り分けてパッチワークにし、刺し子を施すことでラリーキルトに再生しています。丁寧な手仕事によるキルトは日常のあらゆるところに用いられ、ベッドやテーブルだけでなく、小さな棚やテレビの上にも掛けて使います。
彼らはキルトに深い愛着を持って、手を加えながら大切に使い続けます。「ラリー」という言葉には繋ぐ、混ぜるという意味があります。遊牧民の家々では何千年にも渡り母から娘へ受け継がれる嫁入り道具でもあり、キルトは母から子、子から孫へと手渡され、家族をつないでいます。
現地の暮らしでは床に敷いたり、家具にかけたりすることが多いラリーキルト。大きいサイズのラリーキルトは、ざっくりとソファにかけるだけで、お部屋の印象をがらりとかえてくれます。季節に応じて気軽に模様替えするのがテキスタイルの愉しさの一つ。
それぞれの家庭で古い布を縫い合わせてつくるラリーキルト。すべてが一点もので、色・柄の組み合わせや経年変化による布の表情は、アートそのもの。使用しないときはタペストリーのように壁に飾るのがおすすめです。
薄手で小さいキルトをテーブルクロスとして使うアイデア。
彩り豊かなテキスタイルが、いつもの食卓を愉しく演出してくれます。
カラフルなラリーキルトのクッションは、ひとつプラスするだけでほどよいアクセントに。小物なら大胆な色柄にもチャレンジしやすいのでおすすめです。
現地でもベッドカバーやベッドに敷いて使われることが多いラリーキルト。手仕事によるラリーキルトはサイズも一点一点異なるので、サイズが小さい場合は何枚か重ねて使ってもOK。いろいろな表情が愉しめます。
ちょっと空いたスペースにラリーキルトを敷くだけで間仕切りがわりにも。床に座ってお茶や読書をしたり、寝転んで昼寝をしたり、のんびりと休日を過ごす。そんな暮らしに寄り添うテキスタイルです。
インドで買い付けたラリーキルトは、イデーショップ各店舗でもご紹介しています。いずれも一枚一枚丁寧に手作りされた一点物。お気に入りに出会いに、ぜひショップまで足をお運びください。
オンラインショップでご購入いただけるラインナップはこちら↓↓