熟練の職人がひとつひとつ手作業で丁寧に生地を張り替えています。ソファが張り替えられていく一例をご紹介します。

1. 

   脚と座をパーツ毎に分解、張られていた生地を丁寧にはがします。

2. 

   生地を固定していたタッカーを、職人がひとつひとつはずしていきます。

3. 

   中の構造の状態を確認して、必要があればテープなども交換します。

4. 

   長期間のご使用で消耗が激しい場合は、ウレタンも新品に交換します。

5. 

   中身のメンテナンス後、仮縫いで微調整しながら新しい生地に張り替えます。

6. 

   最後は手仕事で縫い込み、タッカーでしっかり固定していきます。

7. 

   同時に隣の作業台では、付属品のクッションも張り替えます。

8. 

   脚のパーツを元の位置に固定し、全体の仕上がりをチェックしたら完成です。

9. 

   モノトーンのチェック柄のソファが、さわやかなグリーンのソファに生まれかわりました。
   まるで新品のようですが、交換をしたパーツはウレタンと生地のみです。張り替えというメンテナンスをすることで家具の新たな魅力が引き出される瞬間です。

   イデーは家具をつくるメーカーとして、今あるものの魅力を再評価する"Re"という考え方を大切にしています。アップサイクリング（Upcycling）とも呼べるこうした考え方をベースに、新しい商品を開発するだけでなく、張り替えや修理のサービスのほかにも、間伐材や各種リサイクル材を用いたプロダクトの制作に取り組んでいます。