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Heather Levine

アメリカ西海岸、ロサンゼルスを拠点に活動するセラミック・アーティストHeather Levine(ヘザー・レヴィン)。陶芸作品を作る際に出る余った粘土を再利用し、大小さまざまな形状の陶器と流木を組み合わせて製作したウォール・ハンギング。自然の優しい色合いのコントラストとミニマリズムが融合した、唯一無二のオブジェです。

Heather Levine
Heather Levineヘザー・レヴィン

ロサンゼルスを拠点に活動するセラミックアーティスト。西海岸で注目を集めるライフスタイルストアには必ずと言っていいほど彼女の作品が飾られています。彼女の魅力あふれるライフスタイルは『LIFECYCLING イデーが訪ねる眺めのいい住処』でもご紹介しています。

Buyer's eye

イデー ディレクターの大島に、作品と出会ったきっかけなど話を聞きました。

2012年アメリカ西海岸へヴィンテージの買い付けに行った際、フォトグラファーの友人からの紹介でヘザー・レヴィンと出会いました。ちょうどカリフォルニアのクラフト作家が少しずつ注目されはじめた頃で、個人的にも関心があり、さっそく彼女のアトリエに遊びにいくことに。 共同で借りているというアトリエには、数名の陶芸家が集まり、緩くも楽しそうにものづくりをする空気感がとても心地良い場所でした。
彼女はホテルやショップ、個人からのオーダーでオブジェクトとしての存在感もあるアイコニックなランプを中心とした陶作品を制作していました。
アトリエのテーブルに制作過程で生まれた粘土の余りが形ごとに分けられて保管されていたので質問すると、余った粘土を組み合わせてウォールハンギングをつくっているとのことで、さっそく作品を見せてもらうと流木に吊り下げられたさまざまなウォールハンギングは一つとして同じものがなく、壁一面に飾られていました。
素材を無駄にしない彼女のものづくりに対する姿勢と、フィーリングで組み合わせてつくる遊び心あるウォールハンギングに魅了され、イデーでの展示会をお願いし、私も自宅用に数点譲ってもらいました。
自宅では、アートやヴィンテージ家具と組み合わせて壁に飾ったり、風が通る部屋に飾って揺れるウォールハンギングを眺めて楽しんだりしています。
皆さんも絵と並べて飾ったり、窓辺に吊ったり、ウォールハンギングをご自宅で楽しんでみてはいかがでしょうか?

大島忠智 イデー ディレクター @oshima_tadatomo

宮崎県出身。大学卒業後、1998年にイデー入社。飲食事業部門のマネージャー、広報、バイヤー・商品企画・開発を経て、現在はブランドのディレクションを担当。インタビューウェブマガジン「LIFECYCLING」と音楽レーベル「IDÉE Records」の企画・運営にも携わる。公私共に親交の深い染色家、柚木沙弥郎さんとの「草の根運動」を綴った書籍「柚木沙弥郎 Tomorrow」も出版。