素材を愉しむインテリア木製家具の特徴

年月を経て美しく味わい深く育つ天然木の家具。
ひとつひとつ異なる木目や色のコントラストなど、
唯一無二の豊かな個性があります。
木目には節や鉱物線など、木の成長の記録が残り、
他の素材では味わえない天然木ならではの表情も愉しめます。
素材の特徴を知り、木の個性を愛でながら末永くお使いください。

1本の木でも表情はさまざま

同じ地域で採れた同じ樹種の木材でも、色みや木目が異なるなど個体差があります。樹木の中心部と外側でも色みが異なるため、ひとつの家具の中でもパーツによって色みや濃淡に差があります。木の製材方法(板目・柾目)によっても表情が異なります。

  • 柾目

  • 板目

材料の加工による違い

無垢材

天然無垢の木材という意味で、木をそのまま使用した資材を指します。あたたかみのある手触り、表情豊かな木目や色みのコントラストが特徴で、家具やフローリング、雑貨などさまざまな製品のデザインの意匠性を高めるために使用されています。 湿度や温度の変化で膨張したり収縮する性質があります。

幅つぎ材

無垢の板を幅方向につなぎ合わせて作る板材です。それぞれの板の表面に現れる木目や色合いが異なるため、さまざまな表情を持ったものが混ざり合っていますが、一枚板に近い感覚で天然木の風合いを愉しむことができます。 無垢材と比べて反りやゆがみが少ないのが特徴です。

成型合板

1mm〜1.5mm程の薄い木材を一枚一枚接着剤で重ね合わせ、型に入れて熱を加えながらプレス加工をして作られる材です。天然木の風合いを残しつつ、軽く耐久性に優れるのが特徴。
無垢材には表現できない曲線を使ったデザインを実現できるのが成型合板の最大の魅力です。

集成材

断面寸法の小さい木材を乾燥させ接着剤で貼り合わせて作られます。加工しやすく組み立てやすいことからさまざまな場所に用いられます。
また無垢材では実現できないような幅・厚み・長さの製品をつくることができます。よく乾燥させているため、品質が安定しているのが特徴です。

木目のさまざまな特徴

  • 虎斑(とらふ)

    虎斑はオークやナラなどブナ科の木に多く見られる、虎の縞模様に似た木目。木が成長する際に栄養分を溜めていた部分で、良質な木材の証でもあります。英語では「シルバーグレイン」と呼ばれ、他の部分と比べて光沢があり虎の毛のように輝いて見えるのが特徴。

  • 鉱物線(ミネラルストリーク)

    木が成長する過程で傷がついた部分を治そうとして、養分である鉱物(ミネラル)を集中させた痕跡です。バーチ、メープル、ブラックチェリーなどには黒い線、チークなどには白い線が見られます。線状のものと斑点状のものがあります。

  • 節(ふし)

    木は年輪を作りながら成長しますが、木の枝が幹に巻き込まれた痕です。巻き込まれた枝の太さや、枝が生きていたか枯れていたか、木の生育環境や樹種によっても節の形や表情は異なります。

  • 入り皮

    樹皮が傷ついたときに樹皮のすぐ下にある形成層が樹皮を取り込んで修復しながら成長を続けた痕で、木の生命力の証でもあります。明るいメープル材で見られることが多く、メープル材ならではの特徴です。