「SABO STUDIO (サボスタジオ)」は、プロダクトデザイナー清水久和氏が主催するデザインスタジオです。アイスクリームスプーンのパッケージにも描かれる紋章のリボンに記されたモットー「Attempta
Noli Vereor」は、「攻めよ!恐れるな」。
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清水氏はキヤノン株式会社のインハウスデザイナーとしてこれまで「Canon IXY
DIGITAL」シリーズなどの商品のデザインを手がけ、「グッドデザイン賞」を数多く受賞。
一方で個人活動である「SABO STUDIO」では、いわゆる「グッドデザイン」に決して選び称されることの無い、日常生活の愛すべき「バッドデザイン」に注目。アイスクリームの木製のへらに象徴されるような、生活に埋もれ見過ごされているデザインを発掘し、モノと人との関係性や愛着を問い直すオリジナルの作品創作を行うことで、独自の視点と世界観を表現し続けています。
そうして生み出される作品群は豊かなウィットやアンチテーゼに満ち、時には見る人それぞれが持つ、モノに対する常識や価値観を激しく揺さぶります。
同時にそれらはキヤノンから発表されているマスプロダクトの性質とは対極の表現であると捉えられるかもしれません。
しかし、全ての作品は共通して非常に高い技術力と執拗なまでの素材・仕様の探究、そして何よりモノへの愛情によって支えられているということに気付かされるとき、もはや「グッドデザイン」か「バッドデザイン」かという領域や議論は消え去り、清水氏は一貫して「デザイン」そのものの本質と美しさを見出すためあらゆる方法に挑み、攻め、闘っているのだと知ることになるのです。
2008年秋に行われた個展「DEROLL Commissions Series 2:日本史」(スペースインタート)では、現代において私たちが「日本の歴史」に感じるリアリティや違和感を元に、開国論や文明開化を押し進めた井伊直弼をモデルとした巨大な鏡と、切り落とされた髷の形をした巨大な貯金箱を発表。2010年1月に開催された個展「鏡の髪型」では髪型の鏡シリーズの新作を一挙に11点発表。怪作の数々が静かに発する大いなる問いかけは、多くの人に衝撃を与えました。
清水久和氏 プロフィール
1964年 長崎県諫早市生まれ
1984年 桑沢デザイン研究所 インダストリアルデザイン科卒業
1989年 キヤノン株式会社 入社
1997年 個展「愛のバッドデザイン展」開催(リビングデザインギャラリー)
1998年 SABO STUDIO 開設
2001年 デザイン誌「AXIS」に連載「MADE IN PEOPLE−日常の佇まい」(vol.89〜94)、「メードインピープル−愛のバッドデザイン」(vol.95〜118)
2003年 Gマーク受賞(IXY DIGITAL 400)
2004年 第12回桑沢賞受賞
2005年 Gマーク受賞(IXY DIGITAL 600、IXY DIGITAL
L3)
2006年 ドイツif賞受賞(IXY DIGITAL 600、IXY DIGITAL
L3)
2007年 Gマーク受賞(IXY DIGITAL 10)
2008年 個展「SHIMIZU HISAKAZU EXHIBITION アイスベキモノタチ」(国立新美術館 SFT GALLERY)、個展「DEROLL Commissions Series 2:日本史」(スペースインタート)、Gマーク受賞(IXY DIGITAL 20 IS)
2010年 個展「鏡の髪型 清水久和」(@btf)
SABO STUDIO (サボスタジオ) 公式ウェブサイト
http://sabostudio.jp
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